井上:黒河さんが教育現場に関わる上で、根底にある想いを聞かせてください。
黒河:今まであまり話したことはありませんが、実は深い理由があります。私には小学校の教師をしていた妹がいたのですが、産業カウンセラーの試験日の2日前に亡くなったんです。彼女は病気と闘いながら、最後まで「あの子(教え子)はどうしているかな」と気にかけながら息を引き取りました。
井上:そんな壮絶な背景があったのですね。
黒河:「妹が本当は生きてやりたかっただろうことを、私ができる形でやってみよう」。それが、私がスターベルズで教育に関わるモチベーションになっています。私は、赤ちゃん、子供、高校生、大学生、社会人、みんな今の役目を持って生きている「働く人」だと思っています。産業カウンセラーとして培った「働く人」の声を「聴く技術」を活かしながら、高校生の話を聴き、高校生が自ら、自分の人生を自分で選べるようサポートしたいんです。
井上:黒河さんの存在が、現場に「安心」を与えているのは間違いありません。
黒河:高校生は初めての大きな決断を前にして、強い不安を感じています。どんなに正しい情報を得ても、得るだけでは前に進めません。「失敗してもやり直せるんだ」と教えてくれる身近な存在に出会った時、自分の可能性を信じ直せるのだと思います。先日、生徒から**「こんなにあたたかい自習室は初めてだ」**と言ってもらえた時、私たちの想いが届いていると強く感じました。
井上:最後に、黒河さんにとっての「輝く人」の定義を教えてください。
黒河:私の中での「輝く人」とは、常に前向きで強い人のことではありません。むしろ、迷いや不安、弱さを抱えながら、それでも自分の人生を諦めずに一歩ずつ前に進もうとする姿。その姿勢そのものが、本当の意味での輝きだと思っています。
井上:まさに弊社の理念である「輝く人が輝く人を育てる」そのものですね。
黒河:はい。私たち自身も完璧ではありません。でも、失敗しながら成長し続ける姿を見せることで、誰かの人生に光を与えられる存在でありたいですね。
井上:素晴らしいお話をありがとうございました。これからも一緒に、多くの輝きを育てていきましょう。






コメント